「健康寿命」とは何か
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。平均寿命との差が「不健康な期間」を意味し、日本では男性で約9年、女性で約12年の差があるとされています(2019年時点)。
つまり、多くの人が人生の最後の10年前後を、何らかの健康上の問題を抱えながら過ごしているという現実があります。健康寿命を延ばすことは、本人の生活の質を高めるだけでなく、家族の介護負担の軽減にもつながります。
家族が果たせる役割
高齢の親や家族の健康寿命延伸のために、家族ができることは決して少なくありません。離れて暮らしていても、日頃のちょっとした関わりが大きな意味を持ちます。
定期的な連絡・対話の継続として、電話やビデオ通話を通じた定期的な会話は、孤独感の軽減と認知機能の維持に貢献します。話すこと自体が脳への刺激になり、生活の張り合いにもなります。
生活の変化への気づきという点では、定期的に連絡を取ることで、「なんとなく元気がない」「返事がいつもと違う」といった小さな変化に気づけるようになります。この「気づき」が早期対応につながります。
外出・社会参加の後押しとして、運動教室・趣味のサークル・地域のサロンなどへの参加を積極的に後押しすることも、フレイル予防と孤立防止に効果的です。
食事・栄養への関心として、帰省した際に食事の内容や食欲を確認することも大切です。タンパク質不足・食欲低下は、フレイルや筋力低下の早期サインである場合があります。
「心配だけど何もできない」という不安を解消するために
遠方に住む家族にとって、最も辛いのは「何かあっても気づけないかもしれない」という不安です。定期的に連絡を取っていても、日常の細かな変化まで把握するのは難しいのが現実です。
こうした不安に応えるひとつの手段が、継続的な見守りサービスの活用です。ウェアラブルデバイスを通じた日常データのモニタリングと専門スタッフによる伴走支援を組み合わせることで、家族が直接そばにいなくても、日常の変化をより早く察知できる体制をつくることができます。
STARTWELLが提供できる家族の安心
ナースアンドクラフト株式会社のSTARTWELL(スタートウェル)は、一人暮らしの高齢者や、離れて暮らす家族が安心を求めるケースに多く利用されているサービスです。
ウェアラブルデバイスで日々の活動量・睡眠・心拍数などを継続的に把握し、変化が見られた際には専門スタッフが電話や訪問でフォローします。「誰かがちゃんと見ていてくれている」という安心感は、本人にとっても、家族にとっても、大きな支えになります。
まとめ
高齢者の健康寿命を延ばすために、家族にできることはたくさんあります。定期的な会話・生活の変化への気づき・社会参加の後押し・食事への関心、そして必要であれば継続的な見守りサービスの活用。これらを組み合わせることで、本人が住み慣れた場所で、より長く健やかに暮らし続けられる環境をつくることができます。
ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2024年 アジア健康長寿イノベーションアワード テクノロジー&イノベーション部門 グランプリ受賞