健康診断は「点」、日常は「線」

多くの人が年に1回受ける健康診断は、その瞬間の血液・血圧・体重などの状態を把握するには有効です。しかし健康診断は「点」の情報です。診断と診断のあいだ、364日の日常における変化は把握できません。

特に高齢者においては、フレイル・認知機能低下・心疾患の前兆など、日常生活の中でゆっくりと変化が積み重なっていくことが多くあります。年1回の健診では、こうした変化を早期に捉えることはむずかしいのが現実です。


日常モニタリングが必要な理由

体調の変化は日常に現れるとして、「最近歩くのが遅くなった」「夜よく眠れない日が増えた」「以前より疲れやすくなった」といった変化は、健診の数値には反映されにくいものです。しかしこれらは、フレイルや慢性疾患の悪化、認知機能の変化を示す重要なサインである可能性があります。

医療機関への受診頻度の問題もあります。特に地方の高齢者では、医療機関が遠い・移動手段がない・受診を我慢しがちといった理由で、定期受診の頻度が下がりやすい傾向があります。受診機会が少ない分、日常における継続的なモニタリングの意義が高まります。


ウェアラブルによる日常モニタリングの可能性

スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスは、装着しているだけで歩数・睡眠・心拍数などのデータを毎日継続的に記録します。これにより、「健診の数値は正常だったが、ここ1ヶ月で歩数が半減している」「睡眠が乱れ始めている」といった変化を、日常のデータとして把握することができます。

重要なのは、単にデータを取ることではなく、変化に気づいたときに適切に対応できる体制とセットであることです。ナースアンドクラフト株式会社のSTARTWELL(スタートウェル)は、ウェアラブルデータの継続モニタリングと、専門スタッフによる変化時のフォローアップを一体として提供しています。


まとめ

年1回の健康診断は大切ですが、それだけでは日常の変化を捉えることには限界があります。ウェアラブルデバイスを活用した継続的な日常モニタリングは、健診を補完する新しい健康管理の手段として機能します。「点」から「線」へ、健康管理の発想を転換することが高齢者の健康寿命延伸につながります。

※STARTWELLは、病気の治療・予防を目的とするものではありません。


ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2026年 ASEANハイレベル会合登壇|2024年 アジア健康長寿イノベーション賞 テクノロジー&イノベーション部門 大賞受賞

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