「転んでから歩くのが怖い」「外出する機会が減った」。そんな変化を感じたら、一人で抱え込まずに相談することが大切です。転倒後に痛みが続く、立つ・歩くことが難しい場合は、まず医療機関に相談してください。そのうえで、本人の状態に合う介護予防の取り組みを考えましょう。
「またできるようになりたい」を目標にする
動く機会が減ると、体力だけでなく外出や人との交流にも影響することがあります。短期集中予防サービスは、「近所まで歩きたい」「買い物を再開したい」など、本人が望む生活に向けて専門職が支援する仕組みです。
要支援者や基本チェックリストに該当する人のうち、短期集中的な支援が適切な人を対象に、訪問型・通所型のサービスが3~6か月の期間を定めて提供されます。
体の状態に合わせて取り組む
専門職は、歩きにくさの原因や普段の生活環境を確認し、必要な運動や動作の練習を提案します。筋力やバランスに働きかけるだけでなく、家の出入りや買い物など、実際の暮らしで行いたい動作につなげることが大切です。
食事量や食べる力に課題があれば、管理栄養士や歯科衛生士などの助言を組み合わせる場合もあります。支援内容も変化の現れ方も人によって異なるため、無理のない方法を一緒に考えます。
STARTWELLで終了後も健康管理を続ける
短期支援が終わった後も、地域の体操教室や通いの場などで、本人に合う活動を続けることが大切です。日々の健康管理には、STARTWELLを活用する方法もあります。
STARTWELLは、歩数・安静時心拍数・睡眠の推移を可視化し、レポートとスタッフの定期訪問を組み合わせたサービスです。活動や生活リズムを本人と一緒に振り返り、普段との違いに気づく手がかりを得られます。データと人による対話を通じて、短期支援の後も自分の状態に目を向ける機会をつくれます。
まとめ
「動ける体」を目指す第一歩は、今の状態を確かめ、もう一度したいことを具体的にすることです。短期集中予防サービスで本人に合う支援を受け、終了後は地域での活動やSTARTWELLを通じた健康管理につなげていきましょう。利用できるサービスについては、市町村や地域包括支援センターにご相談ください。
※STARTWELLは、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。本記事は一般的な情報提供を目的としており、医師などの専門家による診断や助言に代わるものではありません。
ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2026年 ASEANハイレベル会合登壇|2024年 アジア健康長寿イノベーション賞 テクノロジー&イノベーション部門 大賞受賞