続けることが、最大の貢献
地域の見守りボランティアとして活動されている方々は、高齢者の生活と安全を支える地域の大切な担い手です。しかしその活動は、精神的・身体的な負担をともなうことも少なくありません。「辛くなっても頑張り続けなければ」という責任感から、自分の状態に気づかないまま消耗してしまうケースがあります。
活動を長く続けることが、地域の高齢者にとって最大の貢献です。そのために、ボランティア自身のセルフケアは欠かせません。
ボランティア活動で感じやすいストレスの種類
感情的な重さ
利用者の辛い状況や変化を目の当たりにすることで、悲しさ・無力感・心配が積み重なることがあります。特に長期的に関わってきた方の状態悪化・入院・死去は、大きな喪失感につながります。
「自分だけが頼り」という孤独感
担当地域でボランティアが自分一人である場合や、相談できる仲間がいない環境では、「自分がやらなければ」という重荷が生じやすくなります。
うまくいかないもどかしさ
変化に気づいても適切な支援につながらないとき・本人が支援を拒否するとき・関係機関との連携がうまくいかないときに感じる無力感も、ボランティアのストレス要因のひとつです。
自分を守るためのセルフケアのポイント
「抱え込まない」ことを決める
気になることがあれば、地域包括支援センター・民生委員・担当窓口に報告・相談することを習慣にしましょう。「自分一人で解決しなければ」という思い込みを手放すことが、長く続けるための基盤です。
仲間とつながる
同じ活動をしているボランティア仲間と定期的に情報交換・悩みを共有する場があることは、孤立感の軽減と新たな視点の獲得につながります。
活動と日常生活の境界を保つ
利用者のことを四六時中考えすぎず、活動外の時間には意識を切り替える習慣を持つことが、精神的な持続可能性を高めます。趣味・休息・運動など、自分自身の楽しみを大切にしましょう。
まとめ
見守りボランティアが長く活動を続けるためには、自分自身のセルフケアが不可欠です。「抱え込まない」「仲間とつながる」「活動と日常を切り分ける」という3つを意識することで、無理なく地域への貢献を続けることができます。
※STARTWELLは、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。本記事は一般的な情報提供を目的としており、医師などの専門家による診断や助言に代わるものではありません。
ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2026年 ASEANハイレベル会合登壇|2024年 アジア健康長寿イノベーション賞 テクノロジー&イノベーション部門 大賞受賞