「予防」と「介護」のあいだにある空白

日本の高齢者支援は、介護保険制度を中心に設計されています。しかし介護保険が機能するのは「要介護・要支援の認定を受けた後」です。認定前の段階、つまり健康と要介護のあいだにある「すき間」への支援は、現行の制度ですべてをカバーできるわけではありません。

この空白地帯にいる高齢者は数多く、「何となく最近元気がない」「外出が減った」「食欲がない」という状態でも、支援の入口が見つかりにくい状況があります。


橋渡し役になる事業者の役割

訪問看護・訪問介護・生活支援事業者は、この「空白」を埋める橋渡し役になれるポジションにあります。具体的には以下の機能を担います。

早期発見として、定期的な訪問の中で利用者の微細な変化に気づき、フレイルや認知機能低下の早期サインを把握します。

つなぎの機能として、変化を把握した際に、地域包括支援センター・かかりつけ医・ケアマネジャーへスムーズに情報を届け、適切な支援への接続を促します。

継続的な伴走として、認定前の段階から本人・家族との関係を築き、必要なタイミングで介護保険サービスへの移行もサポートします。


このモデルを事業として成立させるには

橋渡し役の機能を担うためには、保険外の自費サービスとして料金を設定し、対象者・提供内容・頻度・料金を明確にした仕組みをつくることが前提です。

ナースアンドクラフト株式会社のSTARTWELL(スタートウェル)は、まさにこの橋渡し役を担うサービスモデルです。介護保険認定前の独居高齢者を対象に、ウェアラブルデバイスによるモニタリングと専門スタッフの伴走支援を組み合わせ、「変化に早く気づき、必要な支援へつなぐ」ことを事業として実践しています。


まとめ

「予防」と「介護」のあいだの空白を埋める橋渡し役は、高齢者支援において急務の機能です。事業者がこの役割を担えるよう、サービスモデルを設計することは、社会的な意義と事業としての可能性を両立させた取り組みになります。

※STARTWELLは、病気の治療・予防を目的とするものではありません。


ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2026年 ASEANハイレベル会合登壇|2024年 アジア健康長寿イノベーション賞 テクノロジー&イノベーション部門 大賞受賞

日常生活と医療・介護の隙間を埋めるDX

フレイル予防・高齢者見守りにSTARTWELLを活用することにご関心がある方は、お気軽にお問い合わせください。導入事例のご紹介や、地域の状況に合わせたご提案が可能です。

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