見守りサービスが事業者にとって重要な理由

訪問看護・訪問介護をはじめとする在宅ケア事業者は、定期的な訪問の中で利用者の状態を確認する機会を持っています。しかし、訪問と訪問のあいだの時間に何が起きているかは、従来の仕組みでは把握がむずかしい状況でした。

「前回の訪問では元気だったのに、次に伺ったときには体調が大きく悪化していた」というケースは、在宅ケアの現場では珍しくありません。訪問の合間をカバーする見守りサービスを提供することは、利用者の安全を守り、事業者としての信頼を高めることにも直結します。

また、介護保険認定前の高齢者に対して自費の見守りサービスを提供することは、新たな収益源の確保と、将来的な保険サービス利用者の獲得という両面で意義があります。


見守りサービス設計の基本的な考え方

事業者が見守りサービスを設計する際には、「誰に」「何を」「どのように」提供するかを明確にすることが出発点です。

対象者の設定として、介護保険認定前の独居高齢者、認定を受けているが訪問回数が少ない利用者、家族が遠方に住んでいて日常的な確認がむずかしい利用者などが有力なターゲットです。

提供内容の設計として、見守りサービスの内容は大きく「安否確認型」「健康モニタリング型」「生活支援型」に分けられます。安否確認型は電話・訪問による定期的な確認が中心です。健康モニタリング型はウェアラブルデバイスなどを活用して日常的な身体データを継続的に把握します。生活支援型は買い物・掃除・調理などの生活援助と組み合わせたサービスです。

料金・契約設計として、提供頻度・内容・スタッフの稼働コストを踏まえた料金設定と、保険外サービスであることを明示した契約書・重要事項説明書の整備が必要です。


ウェアラブルを活用した見守りサービスの優位性

電話や訪問による定期確認は、「その瞬間の状態」しか把握できません。一方、ウェアラブルデバイスを活用した見守りは、歩数・睡眠・心拍数などのデータを24時間365日継続的に収集できるため、「いつもとの違い」を客観的なデータとして捉えることができます。

「昨日は歩数がほぼゼロだった」「ここ数日、睡眠が乱れている」といった変化を早期に把握することで、問題が大きくなる前に介入できる可能性が高まります。


STARTWELLとの連携による見守りサービスの実装

ナースアンドクラフト株式会社のSTARTWELL(スタートウェル)は、訪問看護や訪問介護、生活支援事業者が保険外の見守りサービスを提供する際のツールとして機能します。ウェアラブルデバイスの提供・データの継続的なモニタリング・変化時のフォローアップ体制を組み合わせたサービスモデルを、事業者向けに提供しています。

既存の訪問体制にSTARTWELLを組み合わせることで、訪問と訪問の合間を継続的に「見守る」仕組みを、スタッフの追加負担を最小限に抑えながら構築することができます。


まとめ

訪問看護・介護事業者が見守りサービスを設計・提供することは、利用者の安全強化と新たな収益源の確保を同時に実現できる取り組みです。対象者の設定・提供内容・料金設計を丁寧に組み立て、ウェアラブルデバイスなどのデジタルツールを組み合わせることで、より継続的で質の高い見守りサービスの提供が可能になります。

※STARTWELLは、病気の治療・予防を目的とするものではありません。


ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2024年 アジア健康長寿イノベーションアワード テクノロジー&イノベーション部門 グランプリ受賞

日常生活と医療・介護の隙間を埋めるDX

フレイル予防・高齢者見守りにSTARTWELLを活用することにご関心がある方は、お気軽にお問い合わせください。導入事例のご紹介や、地域の状況に合わせたご提案が可能です。

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