散歩は最高の健康習慣、でも「それだけ」では気づけないことがある
毎日の散歩を欠かさない高齢者の方は、それだけで素晴らしい健康習慣を続けています。ウォーキングは心肺機能の維持・筋力低下の予防・認知機能の維持・気分の安定など、多くの健康効果が期待できる行動です。
ただ、散歩を続けていても気づきにくいことがあります。それは「体の内側の変化」です。「最近なんとなく疲れやすい」「歩くペースが落ちた気がする」という感覚は、フレイルのサインである可能性があります。
歩数だけではわからない3つの変化
歩くペース(歩行速度)の低下として、歩行速度の低下はフレイル・筋力低下の早期サインのひとつとされています。毎日歩いていても、ゆっくりになっていることに本人は気づきにくいものです。
安静時心拍数の変化として、安静時の心拍数は体の状態を反映する指標です。安静時心拍数が普段と異なる状態が続く場合は、体調を振り返るきっかけになります。ただし、心拍数は発熱、脱水、飲酒、ストレス、薬、心臓の病気、測定誤差など、さまざまな影響を受けるため、数値だけで原因を判断することはできません。
睡眠の質の変化として、睡眠時間や途中で目覚める回数が変わったと感じたら、生活リズムや体調を振り返ってみましょう。睡眠の変化には、環境、薬、痛み、ストレス、睡眠障害などさまざまな原因があります。「よく眠れていない日が続いている」ことに気づくことが重要です。
ウェアラブルデバイスで散歩をもっと活かす
スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを使うと、歩数だけでなく消費カロリー・心拍数・睡眠時間・活動の強度などを毎日記録できます。
ウェアラブルは、睡眠時間などの長期的な傾向を振り返る補助として利用できます。ただし、一般的なスマートウォッチが示す「深い睡眠」「浅い睡眠」はセンサーからの推定値であり、睡眠障害の診断には使えません。
まとめ
毎日散歩を続けることは、素晴らしい健康習慣です。歩数だけでなく、歩きやすさ、疲れ方、心拍や睡眠の傾向などを合わせて振り返ることで、生活や体調について専門職へ相談する材料を増やせます。数値だけでフレイルや病気を判断しないことが大切です。
※STARTWELLは、病気の治療・予防を目的とするものではありません。
ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2026年 ASEANハイレベル会合登壇|2024年 アジア健康長寿イノベーション賞 テクノロジー&イノベーション部門 大賞受賞