短期集中予防サービス(サービス・活動C)は、保健・医療の専門職が、本人の生活上の目標に向けて3~6か月の期間を定めて支援するものです。質の高い支援には、多くの職種をそろえることよりも、本人の課題に合う専門性をつなぐことが大切です。
必要な専門性を組み合わせる
生活上の困りごとには、運動機能だけでなく、食事や口腔機能、住まいの環境、外出のしづらさなどが関わることがあります。まずは「買い物に行きたい」「自分で食事を作りたい」といった本人の希望を確認し、その実現に必要な支援を考えます。
理学療法士や作業療法士、管理栄養士、歯科衛生士などは、課題に応じて関わります。全ての職種が一律に参加するのではなく、それぞれの知識を本人の生活目標に生かすことが重要です。
目標と役割を共有する
地域包括支援センターや担当の介護支援専門員、サービス提供者の間で、本人の目標、各職種の役割、評価する時期を共有します。必要に応じた会議や共通の記録を活用し、支援中の変化と終了後の方針を確認します。
事業所内だけで必要な専門性を確保できない場合は、自治体の実施体制に沿って地域の専門職と協力します。医学的な判断が必要な状況では、かかりつけ医などにも相談できる連絡体制を整えておきます。
STARTWELLで修了後も健康管理につなぐ
短期支援が終わった後の健康管理には、STARTWELLを活用できます。歩数・安静時心拍数・睡眠の推移を可視化し、レポートとスタッフの定期訪問を組み合わせることで、本人と一緒に日々の活動や生活リズムを振り返れます。
地域の通いの場などでの活動に加え、普段の状態を確認する接点を持てることが強みです。本人の同意を得て、レポートの共有先や変化が気になった際の連絡方法を決めておけば、修了後の支援にも生かしやすくなります。
まとめ
短期集中予防サービスの体制づくりでは、本人の目標に合わせた専門職の役割分担と、関係者間の情報共有が重要です。修了後は地域での活動とSTARTWELLのデータ・レポート・定期訪問を組み合わせ、健康管理を続けられる仕組みをつくっていきましょう。
※STARTWELLは、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。本記事は一般的な情報提供を目的としており、医師などの専門家による診断や助言に代わるものではありません。
ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2026年 ASEANハイレベル会合登壇|2024年 アジア健康長寿イノベーション賞 テクノロジー&イノベーション部門 大賞受賞