見守りサービスの選択肢が増えた時代

高齢者の見守りサービスは、近年急速に多様化しています。人による訪問・電話での確認に加え、IoTセンサーやウェアラブルデバイスを活用したデジタル見守りが普及し、「どのサービスを選べばよいかわからない」という声も増えています。

特によく混同されるのが「IoTセンサー型」と「ウェアラブル型」の見守りサービスです。両者はそれぞれ異なる特性を持っており、対象者の状況や目的に応じて最適な選択が変わります。


IoTセンサー型見守りの特徴

IoTセンサー型の見守りサービスは、自宅内に設置したセンサーを通じて生活パターンを把握する仕組みです。代表的なものに、人感センサー・ドアセンサー・電気ポットの使用検知・床センサーなどがあります。

メリットとして、本人が特別な操作をしなくてよい点が最大の特徴です。デジタル機器に不慣れな方でも導入しやすく、「設置するだけ」で見守りが機能します。また、居室内の動きがない時間が続いた際に家族・事業者へ通知するなど、緊急時の発見に向いています。

一方、デメリットとして、把握できるのは「家の中の行動パターン」に限られます。外出中の状態・身体の状態(心拍数・睡眠の質など)は把握できません。また、センサーの設置に工事が必要な場合があります。


ウェアラブル型見守りの特徴

ウェアラブル型は、スマートウォッチやリストバンド型デバイスを身体に装着することで、歩数・睡眠・心拍数・活動量などのデータを継続的に収集する仕組みです。

メリットとして、外出中も含めた24時間の身体データを取得できる点が最大の強みです。「いつもより歩数が減っている」「睡眠が乱れている」といった身体機能・生活習慣の変化を継続的に把握でき、フレイルや体調変化の早期察知に向いています。

デメリットとして、毎日装着・充電が必要なため、習慣化できるかどうかが継続のカギです。デバイスの操作・充電に抵抗を感じる方もおり、導入・継続支援が重要になります。


目的別の選び方ガイド

緊急時の発見を優先したい場合はIoTセンサー型が向いています。「生存確認」「異変の早期発見」が主な目的であれば、設置型センサーが使いやすい選択です。

フレイル予防・健康モニタリングが目的の場合はウェアラブル型が適しています。日常的な身体活動・睡眠・心拍の変化を把握し、予防的な支援につなぎたい場合にはウェアラブルが有効です。

両方を組み合わせることも選択肢です。自宅内の安否確認はセンサーで、身体状態のモニタリングはウェアラブルで、という組み合わせにより、より多角的な見守りが可能になります。


STARTWELLが選択したアプローチ

ナースアンドクラフト株式会社のSTARTWELL(スタートウェル)は、スマートウォッチの活用を選択しています。その理由は、「健康を維持する」という予防的な目的に対して、身体データの継続的な把握が最も有効なアプローチだと考えているからです。

デバイスの装着継続を支えるために、看護師・専門スタッフによる定期的な伴走支援を組み合わせており、「データを取るだけ」で終わらない見守りを実践しています。


まとめ

IoTセンサー型とウェアラブル型の見守りはそれぞれ異なる強みを持っています。「緊急時の発見」を重視するならセンサー型、「フレイル予防・健康モニタリング」を重視するならウェアラブル型が適しています。目的・対象者の状況・運用体制を踏まえて、最適な見守りの仕組みを選ぶことが重要です。

※STARTWELLは、病気の治療・予防を目的とするものではありません。


ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2024年 アジア健康長寿イノベーションアワード テクノロジー&イノベーション部門 グランプリ受賞

日常生活と医療・介護の隙間を埋めるDX

フレイル予防・高齢者見守りにSTARTWELLを活用することにご関心がある方は、お気軽にお問い合わせください。導入事例のご紹介や、地域の状況に合わせたご提案が可能です。

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