「専門家に相談してみませんか」と伝えても、「まだ大丈夫」と返されることがあります。地域で見守るボランティアに大切なのは、参加を急がせることより、本人が気にしていることや望む暮らしを聞くことです。
まずは普段の会話から
「最近、外出はどうですか」「困っていることはありませんか」と、答えやすい言葉で声をかけましょう。歩きにくさなどの悩みが出てきたら、「地域包括支援センターで相談できますよ」と伝えます。ボランティアが体の状態を判断したり、サービスの利用を決めたりする必要はありません。
本人の「したいこと」を聞く
「庭仕事を続けたい」「友人と出かけたい」など、本人の希望を聞くと、相談する目的が具体的になります。「そのために、今の困りごとを相談してみませんか」と、本人が選べる形で提案しましょう。家族にも相談したい場合は、まず本人の意向を確かめます。
期間とその後の見通しを伝える
短期集中予防サービス(サービス・活動C)は、専門職が3~6か月の期間を定めて支援する仕組みです。利用できるかどうかは、本人の状態や市町村の実施状況によって異なります。「ずっと通い続けるのですか」と聞かれたら、期間を区切る支援であることと、詳しくは地域包括支援センターに確認できることを伝えましょう。
支援が終わった後も、通いの場などで活動を続けることが大切です。日々の健康管理には、STARTWELLも選択肢になります。歩数・安静時心拍数・睡眠の推移を可視化し、レポートとスタッフの定期訪問を組み合わせて、普段の状態を振り返れます。短期支援の後も健康に目を向けるきっかけとして紹介できます。
まとめ
声かけは「参加してください」ではなく、「何を続けたいですか」「相談してみませんか」から。本人の意思を尊重して相談先につなぎ、支援終了後も地域の活動やSTARTWELLを通じて健康管理を続けられることを伝えましょう。
※STARTWELLは、病気の診断・治療・予防を目的とするものではありません。本記事は一般的な情報提供を目的としており、医師などの専門家による診断や助言に代わるものではありません。
ナースアンドクラフト株式会社 広島県呉市大崎下島を拠点に、訪問看護・予防医療・デジタルヘルスを組み合わせた地域医療インフラの構築に取り組んでいます。 2026年 ASEANハイレベル会合登壇|2024年 アジア健康長寿イノベーション賞 テクノロジー&イノベーション部門 大賞受賞